東海道線に
安城駅が誕生して、今年で120年!
これを記念した企画展が、
安城市歴史博物館で開かれています。
資料提供:安城市歴史博物館東海道線が三河を走るようになったのは、浜松~大府間が繋がった明治21年。
この年、西三河には岡崎と刈谷に駅が生まれました。
両駅の駅間は、三河のほかの平均駅間距離の2.5倍ほどもあり、この間に駅を作ろうという構想は
早い段階から生まれています。
そこで駅の誘致合戦が勃発。
紆余曲折の末、明治24年に開業した安城駅。
その駅前たるや、当時は農家が数軒ある他は開拓地が広がるばかりの、殆ど何もないところでした。
企画展では、どんな経緯でここに安城駅が誕生したのかを記した文書や、
瞬く間に形成された中心市街地の、その後の移り変わりがわかる写真など、
安城駅を巡る数々の資料が展示されています。
区画整理前の町なみの写真はもちろん、昭和30年代40年代の安城を走っていた列車の模型などもあり、
なつかしさも満載です。
とくに列車が好きな方にはたまらない展示なのではないでしょうか。
実際、展示会場では、老若を問わず展示を食い入るように見つめる男性が多いようです。
なお、安城駅の誕生日は
6月16日。この日の“碧海版
今日は何の日”こと『
碧海あのころピッチキャッチ』(
PitchFM83.8)でも、安城駅誕生の物語をご紹介しますよ。

ところで、展覧会場の一角には、動画を上映しているスペースも。
上の画像はその一場面ですが、実は『げんぞう』もちょっとお手伝いしたのです。
戦争を挟んでわずか22年間だけ存在した
安城支線については、以前
こちらでもご紹介しましたが、
実は、名鉄南安城駅と国鉄安城駅を繋いでいたこの路線の、現役時代を映した貴重なフィルムが、存在するのです。
倉知満孝氏が撮影されたこのフィルム、氏のご許可を得てアーカイブさせていただいているのですが、今回の企画展ではこの映像が登場!動く安城支線、なかなか見られないと思いますよ。
さらに、安城支線については、2006年にケーブルテレビ
KATCHの
『西三河の肖像』という番組で手がけさせていただいたことがあります。
番組では、安城支線誕生の謎を追ったほか、鉄路のあった場所や、この路線を利用した地元の人びとの声もご紹介。この番組も上映されています。
会期中の週末には、講演会などのイベントも目白押し。
地域の発展に大きな影響を及ぼした安城駅の歴史を巡る
「汽笛一聲・安城駅120年」は、
安城市歴史博物館で
7月10日(日)までです。
汽笛一聲・安城駅120年 2011年5月21日(土)~7月10日(日) ※月曜日休館
観覧料 一般300円、中学生以下無料
*くわしくは
安城市歴史博物館ホームページ をご覧ください。
⇒展示は終了しました。
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